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たすきがけクイズ

学校の「勉強」として習うと、難解でメンドッチィものに見えるものも、その原理は至って簡単で小学校の低学年でも簡単にこなせることはいろいろあります。中学2年で習う2次式の因数分解がその好例です。

 

これを、「2次方程式の解の求め方」として習うと「あ~メンド」となるのですが、その原理は至って簡単:

「掛けて○○、足して△△になるものな~に?」という面白いクイズになるのです。図の例では①x③=3、②x④=3のとき ②x③+①x④=10となる数字を①②③④に入れろというクイズです。

ところが、これを数当てクイズにすると、数を適当にあてはめて試行錯誤することで、小学校3年生でもすらすら解いてしまうのです。(残念ながら掛け算がまだの2年生には無理ですが)

すこし慣れてきたら、係数がマイナスになる問題も、トランプのように、黒(正の数)と赤(負の数)の色を使って問題を書き換えておき、掛け算と足し算について次のようなルールを設定すればすんなりこなしてくれます。

 ●掛け算:同じ色同士の掛け算は結果を黒で、色が違う場合は赤で書く。

 ●足し算:同じ色同士の足し算はそのまま合算。色が違ときは黒と赤で勝負し、多い方がその分残る。

二乗の係数が1以外のものは中学数学では上級の問題ですが、この要領を飲み込んだ小学生は、係数が1以外でも気にせずどんどんこなして行きます。彼らには、これが中学の数学で使えることの種明かしはしていないのですが、中学に行って正負の計算や2次方程式を習ったときに、これを思い出して「なんだ、数学なんて簡単!」と、きっと自信を持ってくれることでしょう。

© 2018 TanQkan

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